武田和樹さん(TENTO講師)が U-22プログラミング・コンテストで経済産業大臣賞〈総合〉を受賞されました

TENTO講師であり、東京都立産業技術高等専門学校に通われている、武田和樹さんがU-22プログラミング・コンテストで経済産業大臣賞〈総合〉を受賞されました。このコンテストは22歳以下の方対象でどんな言語でも、どんな作品でも応募できるプログラミングコンテストです。昨年の資料によると316作品の応募があったということです。

その中で、武田さんの「PomPomPattern -ぽんぽん設計図ジェネレーター-」が、最も栄誉ある賞を受賞されたと聞きTENTOスタッフ一同も大変喜ぶとともに、同じような学生スタッフの中には「次は私だ」と意気込む者もいるなど、とても活気付いています。早速武田さんに受賞のコメントをいただきましたので、こちらでご紹介したいと思います。

TENTOオンラインで授業中の武田先生

どのような作品か教えてください

一般的に毛糸を使ったパターン入りぽんぽん手芸はオリジナルの物を作ることは困難です。 その為本を参考に作る場合が殆どになるのですが、このアプリを使うと球体上のキャンバスに絵を描いていくことで設計図に変換することができます。

ぽんぽん作りのイメージアニメーション(武田さん作成)

またぽんぽんを巻く際に骨格検出AI(mediapipe)を使用し巻いた数を自動でカウントする機能もあります。

発表の際の動画はこちら

こちらのリンクから、直接武田さんの発表から再生できます→ https://live.nicovideo.jp/watch/lv345898114#2:08:27

発表したアプリはここから試すことができます

「PomPomPattern -ぽんぽん設計図ジェネレーター-」アプリを開く(インストール不要でブラウザで動作します。スマートフォン縦画面推奨)

そのほか武田さんの作品一覧はこちらから

https://amo-yotakenoko.github.io/

受賞したことについて率直にいかがでしょう

現在20歳で自分がコンテスト関連に出るのはこれが最後になると思っていたのでとても嬉しいです。

受賞を報告する本人のXのポスト

(筆者コメント)そして、2年前にもTENTOから受賞をお知らせしたtakenokoくんも同じ武田さんですね!どんどんチャレンジしていて素晴らしいです。

TENTOに参加する生徒や、プログラミングに関心のある子どもたちにメッセージをお願いします。

このアプリを作る際に ・設計図の変換に三角関数、微積分 ・骨格検出を使ったAI巻きカウンタの実装に使ったカルマンフィルタの実装にガウス分布(統計学の内容) など算数、数学の知識を使いました。

概要だけでも数学の知識を持っておくと作りたいアイデアが出来たときににピンポイントで必要な知識にたどり着けるため、なんとなくでも授業を聞いておいたり技術系の図書館の本を漁ったりインターネットでの情報の探し方を覚えておくと最強になれます。(特に3Dゲーム系は線形代数、AI系では微積分、電子工作系では電気回路の知識を持っておくといいかも?)

どのように学習していますか

私のおすすめyoutubeチャンネル を紹介します。

インタビューは以上ですが、武田さんは小学生の頃からLEGOのロボット教室や、プログラミングワークショップに参加されてプログラミングの素養を身につけてきたそうです。紹介してくれたYouTubeチャンネルなど、プログラミングの解説をする動画はTENTOの生徒もよく見ていますが、その内容について話し合ったり試してみる仲間がいるのがTENTOの良いところ。

もちろん武田先生以外にも実力のある講師が揃っていますので、ご興味持たれた方はお気軽にお問い合わせください。チャレンジしたいことがある方はもちろん、プログラミングに興味を持ったばかりの方でも大丈夫です。

TENTOのおすすめポイント