Scratchの全角数字対策ツールを作ってみた (その1)
はじめまして、TENTO講師の吉川です。
今回は私が作成したScratch上の全角数字を見つけやすくするツールを紹介させていただきます。
半角全角とプログラミング
パソコンを使われる方であればご存知かと思いますが、日本語環境でのキーボード入力には「半角モード」と「全角モード」が存在します。
それぞれのモードで入力される「半角文字」と「全角文字」は同じ形の文字を表していても、コンピュータは別の文字として扱います。
そしてプログラミング言語は基本的に半角文字で書くように作られているため、全角文字が紛れ込むとプログラムが意図した通りに動かなくなります。
それはテキスト言語ではないScratchでも同じです。
特にScratchの場合、半角全角の違いをまだ知らない子も利用するので問題になりやすいです。
TENTOの教室でも、うまく動かない原因の多くはこれだったりします。
どんなツールか
そこで「Scratch Highlight Fullwidth Number」というツールを作りました。
これを導入するとScratch上のプログラムが次の画像のような見た目になります。
全角数字が赤文字になっているため簡単に区別が付きます。
導入方法
Chrome拡張機能という仕組みを利用して動作するツールのため、ChromeやBraveのようなChromiumベースのブラウザで利用できます。
対応ブラウザでChromeウェブストアを開き、「Chromeに追加」を押すことでインストールできます。
それでは全角数字に悩まされないScratchプログラミングをお楽しみください。
次回の記事ではこのツールのプログラム内容を紹介させていただきます。