プログラミングを学びはじめてしばらくすると気になってくるのが学習の進み具合や評価かと思います。特に生徒を通わせている保護者の皆さんにとっては気になるポイントかと思います。

先日、TENTOに関わる講師ともこの話題で話し合ったのですが、いくつかその時のコメントも交えて紹介します。

「与えられたもの通りではないことに興味を持つ生徒を高く評価しているかな。」

教材や作例に載っているものをそのまま作るだけではなく自分の関心でそれを拡張したり、詳しく知ろうとしたりする生徒を評価できるということだそうです。これは多くの講師も共感した様でしたので最初に紹介しました。実際説明されたことをその通りに書き写せばプログラムは完成して動くのですが、それはとても当たり前のことで誰でもできてしまいます。そのプログラムを自分なりに変えてみたりいじってみることを推奨しています。

よくあるプログラミング学習の誤解で、全部のコマンドを覚えるとかリファレンスを通読している。つまり何ページまで進んだとか、このコマンドはできる様になったとか、まだこの部分はやっていないとか、そうした観点だけで捉えるだけだと徐々に伸び悩んでしまうこともあります。

教育を専門に学んでいる学生の講師からは

また、学校などの教育活動と重ねてみると、授業や単元には「めあて」が示されている「めあてに記述されている内容を理解しており、得られた知識を活用して工夫している」状態が評価に値する。
ということを教育を専門に学んでいる大学生の講師に教えてもらいました。

この場合TENTOの大きな「めあて」として、またはプログラミングを学んで身に付けるということについて一番大きなところでは「○○言語の特徴を理解しており、得られた知識を活用して工夫している」と言い直すことができるでしょう。これは一番大きな「めあて」ですので各授業ごと、各課題ごとに「めあて」があるということになりますが、その時も常に「得られた知識を活用して工夫している」という点を重視しています。なので講師からお伝えする時間はなるべく手短にして、そこで得た知識をすぐに個人の興味に基づいていじりまわして欲しいと考え授業を構成しています。

生徒同士交流したり、教え合ったりする様子は評価できる

さらに注目できる話題として、TENTOの講師の中には自身がTENTOの生徒だった講師もいるのですが、生徒目線のコメントも印象的でした。その講師は、グループ授業で同席した生徒同士交流したり、教え合ったりする様子をとても評価できると語ってくれました。
TENTOではコミュニティー型プログラミングスクールと掲げ運営していますが、まさにその事を表してくれているコメントでした。

プログラミングを学ぶと一言に言っても全コマンドを暗記したり、アルゴリズムの応用を使うような問題を解くのもTENTOとしては少しずれを感じていて、プログラムやそれに必要なPCスキルを、手足の延長として使って自分の関心ある事柄を実現できる能力を身につけてもらえるよう考えています。

もしこれをお読みなのが保護者の方であればお子さんが「今何を作っているの?」や「今日はどんなことをしたの?」とご本人の関心を聞き出すような声がけをしてみるのがお薦めです。特にその日に取り組んだことは言葉にしたり人に説明するとさらに理解が深まることもありますし、その声がけでペラペラと喋れる場合はとても安心です。「今どのあたりをやってるの?」「進み具合は?」と聞いてみたい気持ちもよくわかるのですが、それはご本人ではなくお気軽にスタッフまでお問い合わせください。