タートル・グラフィックス
1.概要
Pythonでタートル・グラフィックスを実行するためには、turtle(タートル)と呼ばれるプログラミング学習用のグラフィックライブラリを使います。
2.参考ページ
本ページではサンプルプログラムで典型的な使用例を示しているだけなので、詳細は公式ページ等をご覧ください。
公式ページ:turtle --- タートルグラフィックス
3.準備
Pythonには標準でturtleライブラリが用意されていますのでインストール作業をする必要はありません。
4.サンプルプログラム
入門用プログラム
from turtle import *
#1辺が100の正方形を描きますforward(100)left(90)forward(100)left(90)forward(100)left(90)forward(100)
#座標(0,150)に移動して向きを右方向にして、半径100の円を描きますpenup()setposition(0, 150)setheading(0)pendown()circle(100)
(出典:Pythonドキュメント turtle --- タートルグラフィックス ※解説用に一部編集)
出力例
一般的なプログラム
これまで入門用として簡単なプログラムを例示しましたが、タートル グラフィックスではオブジェクト指向のプログラムの方が一般的で、より強力です。 たとえば、これにより、複数のタートルを同時に画面上に表示できます。
from turtle import Turtlefrom random import random
t1 = Turtle()t1.color("blue")t2 = Turtle()t2.color("red")
for i in range(100): steps1 = int(random() * 100) angle1 = int(random() * 360) t1.right(angle1) t1.forward(steps1) steps2 = int(random() * 100) angle2 = int(random() * 360) t2.right(angle2) t2.forward(steps2)
(出典:Pythonドキュメント turtle --- タートルグラフィックス ※解説用に一部編集)
出力例
やってみよう
公式ページやネットでturtleのメソッドを調べて使ってみよう。いろいろな絵を描いてみよう。
例)下記の例では、shape()、begin_fill()、end_fill()、speed()などのメソッドも使っています。