数値計算
四則演算
計算 | 演算子 | 例 | 例の計算結果 |
---|---|---|---|
足し算 | + | 5 + 4 | 9 |
引き算 | - | 5 - 4 | 1 |
掛け算 | * | 5 * 4 | 20 |
割り算 | / | 5 / 4 | 1.25 |
特殊な計算
計算 | 演算子 | 例 | 例の計算結果 |
---|---|---|---|
小数切り捨ての割り算 | // | 5 // 4 |
5を4で割ると1.25が答えになりますが、小数点以下の0.25を切り捨てます。 |
余りの計算 | % | 20 % 7 |
20を7で割ると2余り6になります。 |
べき乗の計算 | ** | 2 ** 4 |
2を4回掛け算します。 |
代入の演算子
代入計算式 | 同じ意味 |
---|---|
a += 1 | a = a + 1 |
a -= 2 | a = a - 2 |
a *= 3 | a = a * 3 |
a /= 4 | a = a / 4 |
a //= 5 | a = a // 5 |
a %= 6 | a = a % 6 |
a **= 7 | a = a ** 7 |
乱数
乱数(ランダム)を使いたいときは、 random
モジュールをインポートして使います。
関数 | 説明 | 例 |
---|---|---|
randint(a,b) | aからbまでの間のランダムな整数を返します。 |
xは0から5までの整数のどれかになります。 |
random() | 0.0から1.0まで間のランダムな小数を返します。 |
xは0.19482752056904296のような数字になります。 |
uniform(a,b) | aからbまでの間のランダムな小数を返します。 |
xは2.7835337547940773のような数字になります。 |
小数の四捨五入
round() 関数を使います。round(ラウンド)は英語で「丸める」という意味です。
関数 | 説明 | 例 |
---|---|---|
round(num) | numを四捨五入して整数を求めます。 |
xは5になります。 |
round(num, k) | numを四捨五入して小数第k位まで求めます。kの次の位で四捨五入して小数が返ります。 |
xは5.24になります。 |
小数の切り上げと切り捨て
小数の切り上げ、切り捨てを行うときはmath
モジュールをインポートします。math(マス)は英語で算数、計算を意味するmathematics(マセマティクス)の略です。
関数 | 説明 | 例 |
---|---|---|
ceil(num) | numの小数部分を切り上げて整数を求めます。ceil(シール)は英語で「天井」を意味します。 |
xは6になります。 |
floor(num) | numの小数部分を切り捨てて整数を求めます。floor(フロア)は英語で「床」を意味します。 |
xは5になります。 |
文字への変換とフォーマット
数値を文字に変換するときは str() を使います。strは「文字列」という意味のstring(ストリング)を省略したものです。また、桁数を揃えたり、小数点を決めたりする(「フォーマットする」といいます)には、 format() を使います。
関数 | 説明 | 例 |
---|---|---|
str(num) | 数値numを文字列に変換します。 |
変数scoreを文字に変換して“点です。”とくっつけます。 |
format(num, str) | 数値numをフォーマットstrに応じた文字列に変換します。 | text = format(53, “03”)` 変数textは“053”になります。“03”は0詰めの3桁にする、という意味です。 |