文法のメモ :コメント、インデント、繰り返し、条件分岐、関数
コメント
Python では、 # (ハッシュ)の後ろに書かれているものがコメントです。 プログラムを書き写したり、コピーしたりする際、この部分をなくしてもプログラムは正しく動作します。
インデント
Python では子要素をインデントで表します。このインデントがズレたり、なくなると正しく動きません。 インデントは基本的に、スペース 4 つ分で行います。
繰り返し
while
whileに続く「条件式」が正しいときに「繰り返し行いたい処理」が実行され、正しくないときには「繰り返し行いたい処理」は実行されません。
while 条件式: 繰り返したい処理 1 繰り返したい処理 2 繰り返したい処理 3 ...
python:例:常に正しい(True)ので、処理をずっと繰り返す。
while True: 繰り返したい処理 1 繰り返したい処理 2 繰り返したい処理 3 ...
python:例:変数「count」が0,1,2,3,4のとき正しいので、処理を5回繰り返す。
count = 0while count < 5: 繰り返したい処理 1 繰り返したい処理 2 繰り返したい処理 3 ... count += 1
for
for 変数 in シーケンスで繰り返し方法を指定します。
python:例:変数wに配列wordsの文字列が繰り返し代入され出力される。
words = ['Japanese', 'English', 'French']for w in words: print (w)
python:例:変数numに0以上5未満の数字が繰り返し代入され出力される。
for num in range(5): print(num) #0.1.2.3.4
python:例:変数numに5以上10未満の数字が繰り返し代入され出力される。
for num in range(5,10): print(num) #5,6,7,8,9
python:例:変数numに0以上10未満の数字が3ずつ増加しながら繰り返し代入され出力される。
for num in range(0,10,3): print(num) #0,3,6,9
python:例:変数numに5以下0より大きい数字が1ずつ減少しながら繰り返し代入され出力される。
for num in range(5,0,-1): print(num) #5,4,3,2,1
条件分岐
ifに続く「条件式」の条件に一致する場合には「条件が一致したときの処理」が実行され、そうでないときには「条件が一致しないときの処理」が実行されます。
if 条件式: 条件が一致したときの処理else: 条件が一致しないときの処理
python:例:入場料が6歳未満は500円、6歳以上は1500円である。
if age < 6: fee = 500else: fee = 1500
条件に一致したときだけ処理を実行し、一致しなかったときは何もしない場合は、else を使わずにif だけを使うこともできます。
if 条件式: 条件が一致したときの処理
python:例:月曜日は入場料が1割引になる。
if monday: fee = int(fee*0.9)
ifに続く「条件式A」に一致する場合は「処理A」、「条件式A」 には一致しないがelifに続く「条件式B」 には一致する場合は「処理B」、「条件式A」「条件式 B」 のどちらにも一致しない場合は「処理C」が実行されます。 「条件式A」「条件式 B」のどちらにも一致する場合、条件Aの判定文が先に処理されるため「処理A」が実行されることに注意してください。
if 条件式A: 処理Aelif 条件式B: 処理Belse: 処理C
python:例:入場料が6歳未満は500円、6歳以上15歳未満は1000円、15歳以上は1500円である。
if age < 6: fee = 500elif age < 15: fee = 1000else: fee = 1500
関数
def 関数名(): 処理する内容 1 処理する内容 2 ...
注意 1: 関数の中身は何行になっても大丈夫ですが、全て左側にインデントが必要です。 注意 2: 関数を作ったら、その関数をどこかで呼び出す必要があります。 注意 3: ある関数の中で定義した変数は、その関数の外では使うことが出来ません。
def train_start(): print("発⾞ベルを鳴らす") print("ドアを閉める") print("電⾞を発進させる")
train_start()
引数
関数に外から値を与えることが出来ます。
def calc_sum(x, y): sum = x + y print(sum)
calc_sum(4,6) #実行結果 10
返り値
関数から外に値を渡すことが出来ます。
def calc_sum(x, y): sum = x + y return sum
result = calc_sum(5,8)print(result) #実行結果 13