コンテンツにスキップ

Pyxel でレトロゲームを作ろう!(5):Pyxel エディタでいろいろ作ってみよう

Pyxel Editor を使って、Pyxel アプリケーションで使用する画像やマップ、音楽なども作成することができます!

1.エディタの立ち上げ方

Thonnyを使っている場合

  1. ツールOpen system shell… をクリック
  2. 出てきた黒い画面に「 pyxel edit 」と入力してエンターキーを押す!(この「pyxel edit」に続けてリソースファイル名を書くこともできますが、省略した場合は my_resource.pyxres が、このエディタを立ち上げたディレクトリ(フォルダ)に自動的に生成されます。下記の例ではディレクトリは x:¥マイドライブ¥Thonny_pyxel¥tento になります。)

pyxel-05-01.jpg

エディタを立ち上げると、下記のような画面になります。左上に4つのアイコンが並んでおり、4種類のエディタを示しています。

pyxel-05-02.png

4種類のエディタは以下の通りです。

  • イメージエディタ

    キャラクタやブロックなどのドット絵を描きます。サイズは8×8単位で管理されるので、8x8や、16x16などの大きさで絵を描くと使いやすい画像になります。

  • タイルマップエディタ

    イメージエディタで作った画像をタイル状に並べたタイルマップを作ります。

  • サウンドエディタ

    音を作ります

  • ミュージックエディタ

    サウンドエディタで作った音を再生順に並べて音楽を作ります

これらのエディタで作成・編集した結果はリソースファイル (.pyxres)に保存されます。

作成したリソースファイルは Pyxel アプリケーションから load 関数で読み込めます。

2.イメージエディタを使おう

左上にある左から1番めのアイコン、 人のマーク をクリックしましょう。ドット絵を作るエディタが出てきますので、好きな絵を描きましょう。

pyxel-05-03.png

参考ページ pyxeleditorでドット絵を描く|こいでみず

3.タイルマップエディタを使おう

左上にある左から2番めのアイコン、 四角が4つ並んだマーク をクリックしましょう。タイトルマップを作るエディタが出てきますので、イメージエディタで作成した画像を並べて背景を作りましょう。

pyxel-05-04.png

参考ページ pyxeleditorでタイルマップを作る|こいでみず

4.サウンドエディタを使おう

左上にある左から3番めのアイコン、 波のマーク をクリックしましょう。音を作るエディタが出てきますので、好きな効果音を作りましょう。

pyxel-05-05.png

詳細は下記のページを参照してください

Pyxel でレトロゲームを作ろう!(3):音を作って鳴らそう!

参考ページ pyxeleditorでサウンドを作る|こいでみず

5.ミュージックエディタを使おう

左上にある左から4番めのアイコン、 音符のマーク をクリックしましょう。音楽を作るエディタが出てきますので、サウンドエディタで作った音を組み合わせましょう。

pyxel-05-06.png

参考ページ pyxeleditorでサウンドを作る|こいでみず

6.エディタで作成したデータを表示・演奏しよう

エディタで作成した画像や音楽をPyxel アプリケーションで使用します。

from pyxel import *
init(128,128)
#リソースファイルに保存されたデータ(イメージ・タイルマップ・サウンド・ミュージック)を読み込む
load("my_resource.pyxres")
#画面全体を6の色で塗りつぶす
cls(6)
#画面の(0,0)の位置に、タイルマップバンク「0」の(0,0)の位置から横128、縦120の範囲の画像を描画する。
bltm(0, 0, 0, 0, 0, 128, 120)
#画面の(50,50)の位置に、イメージバンク「0」の(0,0)の位置から横16、縦16の範囲の画像を描画し、カラーコード「11」(緑)は透過させる。
blt(50, 50, 0, 0, 0, 16, 16, 11)
#画面の(10,60)の位置に、文字列"HELLO!"を5の色で書く
text(10, 60, "HELLO!", 5)
#チャネル番号「0」のサウンド番号「0」の音を鳴らす
play(0, 0)
show()

pyxel-05-07.png ※起動すると、ピロン♪という音が1回だけ流れます

表示・演奏するための コマンドまとめ

※詳細は公式ページのAPIリファレンスを参照

  • データ読み込み   load(filename, [image], [tilemap], [sound], [music])
  • イメージの表示   blt(x, y, img, u, v, w, h, [colkey])
  • タイルマップの表示 bltm(x, y, tm, u, v, w, h, [colkey])
  • サウンドの演奏   play(ch, snd, [tick], [loop])
  • ミュージックの演奏 playm(msc, [tick], [loop])

参考ページ 【pyxel 1.5】Pyxel Editor使用方法まとめ|こいでみず

 【Python】Pyxelでゲームを作る - エディターを使う -

7.その他参考ページ

getechらぼ 【Pyxelでゲーム開発】

8.こんな時には・・・

  • ”Unable to open file ‘my_resource.pyxres’”(エディタで作成したリソースファイルを開けない)のエラーが出る

    • Pyxel アプリケーションプログラム(自作のPythonプログラム)の load(“my_resource.pyxres”) のところでスペルミスをしていませんか?

    • アプリケーションプログラムを置いたディレクトリ(フォルダ)にmy_resource.pyxresはありますか?

      特に、エディタを立ち上げたところとは別の所にアプリケーションプログラムを保存した場合、エディタを立ち上げたところにできているmy_resource.pyxresをPyxel アプリケーションの所に持ってこなくてはなりません。

  • 音が出ない、もしくは、別の音を出すとこれまで出ていた音が出なくなる/止まる

    • チャンネル番号がかぶっていませんか?特に、サウンドで使うチャンネル(play関数の第一引数で指定)とミュージックで使うチャンネル(ミュージックエディタの中で設定)がかぶっていないか、確認してみてください。